水深25〜30mほどで止まり、うっすら見えるペアのクジラ。
みんなの下をスーッと通り過ぎていく親子クジラ。
いろんな工夫をしながらスイムは成功したけどいまいち盛り上がりに欠ける午前中を過ごしました。船上からのウォッチングで子クジラがブリーチングするのを見ているのが一番の見どころ。
次のクジラを見つけて、どんなかなぁとしている時、お客様のタオルが風で飛ばされました。
少しずつ沈んでいくタオルを潜って取りに行くと、真下かからザトウクジラのペアがぷしゅっと現れる。
タオルを取りに行くかクジラを撮りに行くか。
水中ではタオルに反応して方向転換したように見えました。
そこから祭りの始まりです。
少し小さく見える2頭のペアでしたが、1頭が人に反応して戻ってきてくれます。
クジラはゆっくりと人を通り過ぎると水面でバシャバシャしながら待ってくれているようにも見える瞬間があり、明らかに水面に浮いている僕たちを意識しているように思えました。
できる限り静かに見ようと心がけていた午前中とは真反対のお祭り騒ぎに大はしゃぎしたのでした。
もちろんこういったことはたまたまではありますが、出港からいろんな選択肢がある中、ひとつずつ選んできた結果です。出港してみないとわからないとよく言いますが、帰港するまで何があるかわかりませんねぇ。