奄美ホエールトリップDAY6


2日連続でベタ凪予報です。
前日はお祭り騒ぎで泳いだので、今日は静かに親子クジラをみたいななんて自分勝手な想像をしていましたが、まさしくその通りになりました。
穏やかな海況の中でも更に穏やかな場所で2組の親子クジラが止まっているようです。
こんなに上手くいってしまっていいのでしょうか。

アクアダイブコホロ太田さん撮影

 

出港して海峡を抜けようとする頃、ミナミバンドウイルカと遭遇。
大島海峡内で会えることは知っていましたが、泳げそうなチャンスがあったのは僕の滞在中では初めてでした。
海峡内には20頭ほどのミナミバンドウイルカが住んでいて、そのうちの数頭がよく泳いでくれるらしく、またその中でも泳げる状態の時と素っ気ないときがあるそうです。
調子がいいときには船の周りで遊んで、通り過ぎてもまた戻ってきてこちらの様子を伺うような仕草をするようです。
今回僕たちが会った子達はどういう状態だったかというと、泳げそうですが、上機嫌とまではいかない。
ぐらいみたいで、少しみんなと一緒に泳いだら行ってしまうといった具合でした。
飽きられないように頑張って泳ぐけど、やはり飽きられる。そんなスイムが数回できて、朝から良い調子です。

 

ゲスト 西島さん撮影

 

その後はクジラを探して海峡を西に抜けてから南へと下ります。
しばらくすると遠くでブリーチングを発見。
ブリーチングをしたクジラに追いつくと近くでブローを発見。
その近くでは3頭のブローを発見。
立て続けにクジラを発見して、それぞれスイムのアプローチをしてみましたがなかなか上手くはいきませんでした。

そんなこんなしていると、目的地に到着。
クジラを探しているので、本来ならクジラ以外に目的地はないのですが、なんとなく行きたい場所というのがあります。
そんな行きたいと思っていたあたりに止まっている親子クジラが2組いました。
仲間のボートと1組ずつ観察し、その後交換します。
奄美大島でも今年生まれの親子クジラに対するアプローチ回数に関するルールができましたが、これが本当に心地良いです。
待っている方も焦る必要がないし、その時間に別のエリアを探しに行くことができる。
もしもそこで泳ぎやすいクジラがいたらまたシェアできることになる。
クジラに対する配慮と、自船だけでなく奄美大島にクジラを見に来た人達全体のことを考えているような動きが垣間見えます。

結果的に僕たちは自分たちがスタートでアプローチしだした親子クジラ+エスコートに3回、譲って頂いた親子クジラに2回のスイムをさせてもらいました。
どうして後の親子クジラに2回にしたのかと言うと、僕たちが最後の船で3回アプローチするチャンスがあったのですが、2回目の後のクジラの移動が1回目より大きかったので、もうやめようとなりました。
本当に嫌がられる前にやめようと。明日もあさっても奄美大島の近くにいてくれるかもしれないと。

たまたまでしょうが、本当に2日後に同じ状態で会うことになります。
僕たちの行動に意味があったのかはわかりませんが、嬉しいですね。
2回でやめようと伝え、快く返事をしてくれるお客様にも感謝です。

夜は宿で、みんながこの2日間で撮れた写真や動画を見ながらわいわいと。
動画の臨場感がめちゃくちゃ楽しく、大笑いして、飲みすぎました。


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