水面ホエールウォッチング


2021年シーズンでホエールスイムをさせてもらって4年目になる。ありがたいことに一眼を持ってガイドをさせてもらっているので、ダイブジャーニーとしてはたくさんの素敵な写真が撮れた。

ホエールスイムをしたことがない人によく驚かれるけど、ダイブジャーニーがSNSに投稿している写真を見て、素潜りをしてあるいはスキューバで撮っていると思う方が少なくない。

そういえば僕も始めたころ、諸先輩方のクジラ写真を見て、「なんだかんだ素潜りをして少し近づいて撮っているのでは」と思っていた。

 

ところがですよ。約2ヶ月ほぼ毎日ホエールスイムを開催していて、たくさんのザトウクジラ、様々なタイミングや状況を経験してわかったことは、潜らないでいい。ということだった。というか、潜らない方がいい、と考えられることがたくさんあったし、潜りたくはない理由も出てきた。

例えば親子クジラが優雅に泳ぐ感動的なシーン。強引なアプローチで親が子どもを体で隠してしまって見れない。ということもある。動物は基本的に追いかけられたら逃げるでしょ。人間同士でも知らん人が急接近してきたら身構える。

 

もちろん、突っ込んだらその一瞬は、良い写真は撮れる時はあると思う。でもほんとにそれでいいのかなぁ。マンタがホバリングしているところに突っ込んでいく人が(たぶん)いないのと同じで、できる限りゆっくりじわじわと様子を見ながら距離を縮めていくんじゃないかなぁ。外敵とみられて、それが多いとなるとそこに居着かなくなる可能性もある。毎年1月〜3月にザトウクジラは遠い北の海から帰ってくるけれど、いつまでも帰ってきてくれる環境であったらいいな。

 

それなら入水するなよ。なんて言われかねないけど、なにが正しいのかは正直わからないけど、ホエールスイムがネガティブな一因にならないよう、できる限り自然に敬意を払って、楽しみたい。極力動物が浮いているとばれないようにして観察するのが目指すところ。

水面からホエールウォッチングをします。スイムと呼ばれているけれど、できれば泳がないようにしたいし、潜らないよ。

 

現在奄美大島、沖縄本島でホエールスイムを開催しているけど、どこも素潜りをしていいというルールではやっていない。すごく稀にフレンドリーなクジラもいるけどね!

昨日、仲間内でクジラ探しに出たよ。”シーズン先取りホエールスイム”
水面から撮影している様子がわかる写真と、その瞬間撮ってた写真を載せときま。

クジラとわたしシリーズ早くも第一弾。上出俊作が撮影。

 

ベスポジかと思ったけど、2頭被ってしまった。これはもうしょうがない。

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